ChatGPTの設定内容の紹介:パーソナライズからセキュリティ内容まで

ChatGPTの設定では、プライバシーやセキュリティに関連する内容から好みに応じたカスタマイズまで可能です。本記事では、各設定項目についての説明と設定で解決可能なよくあるお困りごとについて解説します。

ChatGPTの各設定のポイントを簡潔にご紹介いたします。使っていく中での好み・こだわりが出るまでは、プライバシーに関わる「すべての人のためにモデルを改善する」のみの変更のみで問題ありません。

入力内容がAIの学習に利用されたくない方はデータ コントロール設定内の「すべての人のためにモデルを改善する」をオフに切り替えましょう。

設定項目説明
一般テーマやチャット管理の設定
パーソナライズ使いやすさをパーソナライズできる設定
スピーチ音声モードの声の種類を選択可能
データコントロールプライバシーに関する設定
ビルダープロファイルカスタムGPTの公開情報の設定
接続するアプリGoogle DriveやOneDriveと連携に関する設定
セキュリティ多要素認証や全デバイスからのログアウトなど

一般設定

一般設定では、ChatGPTの外観や言語、チャット管理に関する設定が可能です。

テーマ

ChatGPTのインターフェーステーマは、「ダーク」または「ライト」から選択できます。

  • ダークテーマ:暗めの背景で、夜間や暗い場所での使用に適しています。
  • ライトテーマ:明るい背景で、日中の利用や明るい場所での視認性に優れています。見やすく、自然な色合いが特徴です。

データアナリストの使用中は常にコードを表示する

データ分析を行うユーザー向けに、生成されるコードが自動的に表示される設定です。この機能をONにすることで、分析の透明性が確保され、再現性のある分析が可能になります。

例えば、ChatGPTがPythonコードを生成した場合、そのコードがすぐに確認でき、データ処理の流れを追いやすくなります。これにより、エラーの検出や分析内容の修正が迅速に行えるようになります。

言語

ChatGPTの使用言語を「自動検出」または特定の言語に設定できます。

  • 自動検出:入力された言語を自動で認識し、適切な言語で応答するため、多言語ユーザーにも対応できます。
  • 特定言語の指定:選択した言語で一貫した対話が可能になり、特定の言語環境での利用に最適です。

アーカイブ済みのチャット

「管理する」をクリックすることで過去にアーカイブしたチャット履歴に再度アクセスできる機能です。例えば、前回の会話で得た回答や情報を再確認したい場合、アーカイブされたチャットにすぐアクセスできるので、効率的に情報を管理できます。会話のアーカイブ解除や削除の操作も可能です。

すべてのチャットをアーカイブする

今まで発生した大量の会話履歴を一括でアーカイブできます。

すべてのチャットを削除する

過去のすべてのチャットを削除するオプションで、プライバシー保護やデータ管理のために重要な設定です。一度削除すると、データの復元は不可能になるため、会話の削除前には慎重に検討する必要があります。

パーソナライズ設定

パーソナライズ設定を活用することで、ChatGPTの応答内容をユーザーの好みに合わせて調整できます。

カスタム指示

ChatGPTにあらかじめ希望する応答スタイルや参考にしてほしい背景情報を設定できます。

例えば、ユーザーがマーケティング分野で働いている場合、「マーケティング用語を積極的に使い、ビジネス事例を交えて説明するように」設定することで、より実用的で役立つ回答が得られます。また、回答トーンも設定可能で、カジュアルな会話からフォーマルなビジネス文調までユーザーの用途に応じたコミュニケーションが可能です。

メモリ

ChatGPTのメモリ機能は、ユーザーがChatGPTと共有(入力)した情報を記憶・蓄積し、それに基づいて今後のやり取りをよりパーソナライズする機能です。

例えば、ユーザーが「私のチームではリモートワークが基本だから、その前提でチームマネジメントの提案をしてほしい」と会話をしたことがあると、ChatGPTは次回からその情報を踏まえて回答してくれるようになります。この機能は、個別対応が必要なユーザーに有用ですが、個人情報の保持には注意が必要です。

  • 管理する:メモリに記録された情報の確認・編集・削除ができます。不要なデータや古い情報を削除することで、ChatGPTに必要な情報だけを保持できます。
  • ChatGPTのメモリをクリアする:メモリをリセットし、記録された情報を一括で削除する機能です。以前の会話履歴や設定を完全にクリアしたい場合に利用します。

スピーチ設定

音声対話機能をカスタマイズできるスピーチ設定により、音声会話でのChatGPTの声を選択できます。

音声設定

以下の声の選択肢があり、用途や好みに応じて適切な声を設定できます。簡単な特徴は以下のとおりです。

  • Arbor – 気さくで多才
  • Breeze – 活発で誠実
  • Cove – 冷静で率直
  • Ember – 自信があり楽観的
  • Juniper – 開放的で陽気
  • Maple – 明るく素直
  • Sol – 賢明でリラックスした
  • Spruce – 落ち着いていて肯定的
  • Vale – 明るく好奇心旺盛

再生

音声設定をプレビューで確認できる機能で、選択した声の特徴を確認し、好みに合った音声を選択できます。ぜひプレビュー再生し、お好みの声を確認し、設定してください。

データコントロール設定

データコントロール設定では、ChatGPTに提供(入力)したデータの利用方法や、共有に関する設定を管理します。

すべての人のためにモデルを改善する

入力データをモデルの改善に活用しても良いかを選択できます。この設定をオンにすると、ユーザーの入力データが分析され、ChatGPT全体の精度向上に寄与します。ただし、ビジネスで使用する場合やプライバシーを重視する場合はオフにしましょう。

TeamプランやEnterpriseプランであればデフォルトで学習から除外することも可能です。

リンクを共有する

特定のチャット履歴の共有リンクを管理できます。過去に共有したリンクの確認と、削除が可能です。リンクの共有により、効率的に情報を共有できますが、共有する内容の機密性には注意が必要です。

今まで共有したリンクをすべて一括で削除することも可能です。

データをエクスポートする

自分がChatGPTとやりとりした内容をまとめてファイルとして取り出せる機能です。例えば、ChatGPTとの会話の履歴やメモを他の場所で見たり、保存したりしたいときに、この機能を使って以下のようなデータをエクスポートできます。

  1. 会話履歴
    ChatGPTとの過去のやりとりのすべてが含まれます。質問や回答の内容がそのまま保存され、後で見返すことができます。
  2. 共有リンク
    ChatGPTで作成し、他の人と共有した会話のリンクもエクスポートに含まれます。このため、誰かと共有した内容も取り出して確認することが可能です。
  3. 設定情報
    ChatGPTでのアカウント設定や、個人向けのカスタマイズ設定に関する情報も含まれます。

これらのデータをエクスポートすると、まとめたファイルが登録しているメールアドレス宛へ送られるため、保存やバックアップ、あとで見返す際に役立ちます。エクスポートデータにはユーザーに関する情報など、プライバシーに関わる情報が含まれる可能性があるため、管理や保存には注意が必要です。

アカウントを削除する

OpenAIアカウントの削除ができます。アカウントを削除すると、それは永久的な処理となり、後から元に戻したり、同じメールアドレスで再登録することができません。また、アカウント削除の手続きを完了すると、OpenAIのサービス(ChatGPT、API、DALL-Eなど)へのアクセスも停止されます。

注意事項
  1. データの完全削除
    アカウントを削除すると、データは30日以内に削除されますが、法的な理由がある場合には一部が保持されることがあります。
  2. アカウントの再利用不可
    一度削除したアカウントと同じメールアドレスでは再登録ができません。また、アカウントの復旧もできません。
  3. サブスクリプションの自動キャンセル
    プラスなどのサブスクリプションがある場合は、削除手続きと共にキャンセルされます。
  4. 電話番号の制限
    同じ電話番号は3つのアカウントでしか利用できません。一度使用した電話番号は再利用できないため、アカウントを削除してもその番号の制限が解除されることはありません。

詳細については公式のヘルプセンターの記事をよく確認しましょう
https://help.openai.com/en/articles/6378407-how-to-delete-your-account

ビルダープロファイル設定

ビルダープロファイル設定では、ユーザーが独自に作成したカスタムGPT(GPTs)の公開情報を管理できます。

プロファイルのカスタマイズ

開発者のブランドや信頼性を向上させるため、開発者名や関連するウェブサイトのURLを設定できます。他のユーザーが使用する際に表示される情報をカスタマイズすることが可能です。

名前

カスタムGPTの公開時に表示される開発者名を設定します。適切な名前を設定することで、他ユーザーからの信頼性や認知度が向上します。GPT を全員に公開するには請求情報を追加するか、パブリック ドメイン名の所有者であることを検証して、本人確認を完了する必要があります。

リンク

GitHubやX、ドメインなどの接続ができます。

接続するアプリ設定

ChatGPTと外部アプリケーションを連携するための設定で、作業の効率化に役立ちます。

Google Drive

Google Driveとの接続により、アクセスが可能になります。Drive内のファイルのアップロードがシームレスに行えるため、作業がより効率的になります。必要に応じて接続の解除も可能です。

Microsoft OneDrive

Microsoft OneDrive は個人、職場/学校のそれぞれ接続が可能です。Google Driveとの接続と同様、ファイルのアップロードがシームレスに行えるようになります。

セキュリティ設定

セキュリティ設定は、ChatGPTの利用におけるプライバシー保護やデータ管理のために重要です。

多要素認証の設定

アカウントのセキュリティを強化する多要素認証を有効にすることで、パスワードに加え、追加の認証が必要になり、不正アクセスのリスクを減らせる設定です。

すべてのデバイスでログアウトする

過去ログインし、アクティブになっているデバイスからすべてログアウトできます。

設定で解決できることの紹介

設定画面をうまく活用することで、ChatGPTの利用中に生じるさまざまな問題や使いにくさを解決することができます。以下に、よくある内容とその解決策についての設定方法をご紹介します。

ChatGPTが突然英語で返答してきてしまう

ChatGPTが意図せず英語で応答してしまう場合、カスタム指示の設定を利用してこの問題を解決することができます。

  • カスタム指示の設定: ChatGPTのパーソナライズ設定内「カスタム指示」へ、以下の内容を登録することで、常に自然で流暢な日本語での応答が得られるように設定できます。
    • 「言語の指定がない限り必ず日本語で回答しなさい。」
    • 「英語を直訳したような日本語を使わず、会話で使える自然でネイティブな日本語を使って回答しなさい。」

利用中のデバイスにログインしたままで、他の人がアクセスしていないか不安

複数のデバイスからChatGPTにログインしている場合、セキュリティの観点で心配になることもあります。その際は、次の設定を利用して安全を確保しましょう。

  • すべてのデバイスからのログアウト:
    「セキュリティ設定」内にある「すべてのデバイスでログアウトする」機能を使用すれば、全てのデバイスからのログインを一括で解除できます。この操作により、過去にアクセスしたデバイスからの不正なアクセスのリスクを減らし、安心して利用することが可能です。

ChatGPTの応答が長すぎたり、短すぎたりする

応答の長さが使いづらいと感じる場合には、パーソナライズ設定の「カスタム指示」を活用して応答スタイルを調整することができます。

  • カスタム指示の設定: ChatGPTのパーソナライズ設定内「カスタム指示」へ、応答のスタイルを具体的に記載することで、好みの長さや内容の詳細度を設定できます。
    • 長めの応答が欲しい場合の例: 「出力は、できる限り詳細に、背景情報も含めて説明しなさい。」
    • 短めの応答が欲しい場合の例: 「出力は、簡潔に要点だけを述べなさい。」

これらの設定項目を適切に活用することで、ChatGPTの使用体験を最適化し、効率的で安全な対話が実現します。ニーズに応じて細かくカスタマイズし、快適なChatGPT体験をお楽しみください。