ChatGPTの情報漏洩が怖くて会社で安心して使える?

結論、TeamまたはEnterPriseであれば安心して利用できると言えるでしょう。

ChatGPTを使用するにあたって「学習される」という懸念が大きくあると思います。この学習をオプトアウト(拒否)することができることをご存知ですか?

弊社でも利用しているChatGPTを会社で使う安全な方法を伝授します。(会社の規定などによってこの限りではありません)

利用プランをTeamまたはEnterpriseを選択しよう

ChatGPTは、無料・Plus・Team・Enterpriseの4つのプランから構成されます。

無料とPlusが基本的には個人向け、Team・Enterpriseが企業向けと言って差し支えないと思います。

無料版

特徴

  • ChatGPTを始めたばかりの方向け
  • ライティング、問題解決などのサポート
  • GPT-4o miniへのアクセス
  • GPT-4oへの限定アクセス
  • データ分析、ファイルアップロード、ビジョン、Webブラウジング、画像生成への限定アクセス
  • カスタムGPTの利用

料金

  • $0 / 月

Plus

特徴

  • 生産性の向上を目指す方向け
  • OpenAI o1-preview、OpenAI o1-miniへのアクセス
  • GPT-4、GPT-4o、GPT-4o miniへのアクセス
  • GPT-4oのメッセージ数が最大5倍
  • データ分析、ファイルアップロード、ビジョン、Webブラウジングへのアクセス
  • 高度な音声モードへのアクセス
  • DALL·E画像生成
  • カスタムGPTの作成と利用
  • 新機能への早期アクセス

料金

  • $20 / 月

Team

特徴

  • 仕事のスピードが速いチームや組織で、仕事のスピードアップを図りたい方向け
  • Plusに含まれるものすべて
  • GPT-4o miniへの無制限アクセス、GPT-4、GPT-4o、およびDALL·E、Webブラウジング、データ分析などのツールでの、より高いメッセージ制限
  • ワークスペースにGPTを作成して共有
  • ワークスペース管理用管理コンソール
  • チームデータはデフォルトで学習から除外(詳細はこちら)

料金

  • $25 ユーザー1人あたり/月(年額課金)
  • $30 ユーザー1人あたり/月(月額課金)

Enterprise

特徴

  • AIを活用して労働力の強化を目指すグローバル企業向け
  • Teamに含まれるものすべて
  • GPT-4、GPT-4o、GPT-4o mini、およびDALL·E、Webブラウジング、データ分析のようなツールへの無制限の高速アクセス
  • 長い入力用に拡張されたコンテキストウィンドウ
  • エンタープライズデータは、デフォルトで学習から除外され、カスタムデータ保持ウィンドウが設定(詳細はこちら)
  • 管理者制御、ドメイン認証、アナリティクス
  • 充実したサポートと継続的なアカウント管理

https://openai.com/ja-JP/chatgpt/pricing

Teamプランを選択すると良い会社

下記のいずれかに該当する場合は、Teamプランから始めると良いと思います。

  1. 従業員数が100名に満たない
  2. 特定の部署、チームだけで利用を考えている
  3. 試しに、小規模導入をしてみたい

Teamプランは最低契約数が2名分からなので、月額課金の場合は60ドルから利用を開始できます。

Teamプランは、専用のワークスペースが作成されて請求を1つにまとめられることと、管理機能も一部利用が可能です。

最も懸念のある「学習」については、除外が標準となり特別な設定も必要ありません。

ただ、1点注意が必要なのは、GPTsの公開範囲、チャット履歴の共有範囲を制限する機能が備わっておりません。(Enterpriseのみ)そのあたりは、会社のルールとして制定し、周知徹底が必要です。

Enterpriseを選択すると良い会社

従業員数が数百名以上の中規模~大規模企業であることが前提ですが

Teamプランにはない以下の機能のいずれかを必要とする場合は、Enterpriseが最適です。

  • SAML SSO
  • SCIM
  • ドメイン認証
  • きめ細かなGPTコントロールとグループ権限
  • アナリティクスダッシュボード
  • コンプライアンスAPI

特に、EnterpriseのGPTコントロールは、社外への公開を一切許さない設定とすることができるため、厳密な管理を行いたいときにとても有効です。

更に、コンテキストウィンドウが128kに引き上げられ、無制限で最新のGPTモデルを利用することができます。

つまり、EnterpriseはChatGPTの最上位プランであることがわかります。しかし、利用を開始するにはまずOpenAI社へ問い合わせが必要です。時間に余裕を持って問い合わせましょう。

ちなみに、OpenAI JAPANが設立されるまでは、英語のみの対応だったそうですが、現在はEnterpriseの問い合わせは日本語に対応しているようです。一度話を聞いてみるのも良いでしょう。

セキュリティの詳細はこちら

会社でChatGPT Plusを絶対に辞めたほうがいい理由

個人向けの有料プラン、ChatGPT Plusは月額が安いことから会社でもこれで良いのでは?と1度はアジェンダになることでしょう。

このChatGPT Plusは、あくまで「組織」ではなく「個人」での契約となるためTeam、Enterpriseのようにユーザー管理を責任者が行うことはできません。

「学習」については、デフォルト設定が「有効」となっているため、必ず手動でオフにする必要があり人的ミスによって学習オフの設定忘れも起こるリスクがあります。上場企業の場合は、インサイダー情報の提供にもなりかねないリスクを背負うこととなりますので、おすすめできません。

さらに、ChatGPT Plusを仮に5名契約したとした場合、領収書も5名分発行されてしまうため経理処理が非常に面倒になります。

会社でChatGPT Plusを使うことはリスクと手間ばかりとなりますので、全くおすすめができません。

まとめ

ChatGPTの会社での活用について、企業向けにはTeamまたはEnterpriseプランの利用を推奨します。これらのプランはデータ学習がデフォルトで除外され、管理機能やセキュリティが強化されており、安全性が確保されています。Teamプランは小規模なチームや従業員数が少ない会社に適しており、管理コンソールも一部利用可能です。Enterpriseプランは中規模以上の企業に適し、SSOやアナリティクス機能など高度な管理が可能です。ChatGPT Plusは個人向けであり、会社での利用にはリスクがあるためやめておいたほうが良いでしょう。