Claudeデスクトップアプリの使い方|ブラウザ版との違いと活用法
目次 19項目
「ブラウザでClaudeを使っているけれど、デスクトップアプリを入れると何か変わるのだろうか」——そう感じている方に向けて、この記事ではClaudeデスクトップアプリの導入方法と、アプリ版でしか使えない機能を中心に解説します。
結論から言えば、デスクトップアプリにはブラウザ版にはない3つの機能があります。①作業中のアプリから瞬時にClaudeを呼び出せる「クイックエントリー」、②外部サービスやファイルと連携できる「MCP拡張機能」、③PCの作業を丸ごと任せられる「Cowork」です。この3つを活用できるようになると、Claudeの使い勝手が大きく変わります。
Claude全体の使い分けや各製品の概要についてはClaude・Code・Cowork完全ガイドにまとめています。この記事ではデスクトップアプリに特化して解説します。
ブラウザ版 vs デスクトップアプリ:何が違うのか
まずは両者の違いを整理します。
| 比較項目 | ブラウザ版 | デスクトップアプリ |
|---|---|---|
| 起動の速さ | 10〜12秒 | 約3秒(常時起動なら即時) |
| どこからでもアクセス | ✓ | デバイスごとにインストール必要 |
| クイックエントリー | ✕ | ✓(どのアプリからでもショートカット起動) |
| MCP拡張機能 | ✕ | ✓(外部ツール・ファイルと連携) |
| Cowork機能 | ✕ | ✓(PCの作業を自律的に処理) |
| メモリ使用量 | 1.2〜2.0GB超(ブラウザタブ込み) | 180〜250MB程度 |
| マルチデバイス同期 | ✓ | 会話履歴はクラウド同期される |
ブラウザ版でも、チャット・Projects・Skills・ウェブ検索・Research・ファイル生成などの主要機能はすべて使えます。デスクトップアプリならではの強みは**「今やっている作業の流れを止めずにClaudeを使える」**という点と、ローカル環境への深い統合にあります。
毎日Claudeを業務で使うなら、デスクトップアプリへの移行は投資対効果が高い選択です。
インストール手順
動作環境
| OS | 要件 |
|---|---|
| macOS | macOS 11(Big Sur)以上 |
| Windows | Windows 10 バージョン2004(ビルド19041)以上。Windowsの「Sモード」は無効にする必要あり |
| Linux | 非対応 |
Step 1. ダウンロード
claude.com/download にアクセスし、macOS版またはWindows版をクリックしてダウンロードします。アプリのダウンロード自体は無料です。
Step 2. インストール
macOS の場合
- ダウンロードした
.pkgインストーラーを開く - 画面の指示に従ってインストール
- アプリケーションフォルダからClaudeを起動
Windows の場合
- ダウンロードしたインストーラー(MSIXパッケージ)を実行
- 画面の指示に従ってインストール
- スタートメニューからClaudeを起動
Coworkを利用する場合の追加要件
- Windows: x64(64ビット版)のみ対応。ARM版Windowsは非対応(2026年2月時点)。管理者権限でのインストールが必要
- macOS: Apple Silicon(M1以降)搭載Macのみ対応。Intel MacではChatタブは使えますがCoworkは利用不可
Step 3. サインイン
アプリを起動するとサインイン画面が表示されます。claude.aiと同じアカウント(Googleアカウントまたはメールアドレス)でログインします。Freeプランのアカウントでもアプリ自体は使えます(Coworkは有料プランが必要)。
デスクトップアプリならではの機能
1. クイックエントリー:作業中にいつでもClaudeを呼び出す
クイックエントリーは、他のアプリで作業しているときにキーボードショートカット一発でClaudeのテキスト入力欄を呼び出せる機能です。ブラウザに戻ったりアプリを切り替えたりする手間がなくなります。
設定方法
- Claudeアプリを起動した状態で、設定(Preferences)を開く
- 「Quick Entry」の項目でショートカットキーを設定
- macOS: デフォルトは
Option + Space - Windows: デフォルトは
Ctrl + Alt + Space
- macOS: デフォルトは
- 以降は任意のアプリを開いたままショートカットを押すと、入力欄がポップアップ表示される
活用シーン
- Excelで数値を見ながら「この数字の意味を解説して」とすぐに聞ける
- メール作成中に「この文章をより丁寧なトーンに書き直して」と即座に依頼できる
- 会議中にメモを取りながら「今の発言を要約して」と頼める
これだけで「タブを行き来するストレス」がなくなり、Claude活用のハードルが大きく下がります。
2. MCP拡張機能:Claudeの「できること」を広げる
MCPとは何か、どう使えばいいかを順を追って説明します。
MCPとは?
MCP(Model Context Protocol)は、Claudeとさまざまなツールやサービスをつなぐための仕組みです。わかりやすく言えば、Claudeにインストールできるプラグインやアドオンのようなものです。
たとえば「Google Driveに接続するMCP」をインストールすれば、ClaudeがGoogle Driveのファイルを直接読み込めるようになります。「ファイルシステムMCP」をインストールすれば、PC上のフォルダやファイルをClaudeが参照・操作できるようになります。
ワンクリックで追加できる「デスクトップ拡張機能」
以前はMCPの設定に設定ファイルの編集が必要でしたが、現在は**デスクトップ拡張機能(.mcpbファイル)**という形式で、ワンクリックインストールが可能になっています。ブラウザの拡張機能をインストールするのと同じ感覚で使えます。
設定手順
- Claudeデスクトップアプリを起動
- 設定(Preferences)→「Extensions(拡張機能)」を開く
- 「Browse extensions(拡張機能を探す)」をクリック
- 使いたい拡張機能を選んでインストール
Anthropicが審査したツールが一覧で表示されるので、信頼できるものを選んで導入できます。
主な拡張機能の例
| 拡張機能 | できること |
|---|---|
| ファイルシステム | PC上のフォルダを読み書きできる |
| Google Drive | Driveのファイルを直接参照・作成 |
| Slack | Slackのメッセージ検索・投稿 |
| Notion | Notionワークスペースの読み書き |
| GitHub | リポジトリの参照(開発者向け) |
非エンジニアの方がまず試すなら、「ファイルシステム」拡張機能がおすすめです。指定したフォルダ内のファイルをClaudeが直接読み込めるようになるので、「このフォルダにある議事録をすべて読んで今月のアクション項目を一覧化して」という依頼が可能になります。
3. Coworkタブ:PCの作業をまるごと任せる
デスクトップアプリには「Chat」「Cowork」「Code」の3つのタブがあります。Coworkは、Claudeが自律的に複数のステップをこなしてタスクを完結させる機能で、デスクトップアプリ専用です。
- Chatタブ(チャットモード): 1問1答の対話形式
- Coworkタブ(タスクモード): 「〇〇してください」と頼むだけで複数ステップを自動処理
- Codeタブ: ターミナル不要でコーディング支援を受けられる開発者向け機能
Coworkの詳しいインストール手順・業務別活用事例・プラグインの使い方については「Claude Coworkとは?非エンジニアでも使えるAI同僚の始め方と活用法」で解説しています。
Coworkの利用にはProプラン以上(月額$20〜)が必要です。 プランの詳細はClaudeの料金・プラン解説をご覧ください。
デスクトップアプリを活用したビジネスシーン
資料作成中の即時サポート
PowerPointでスライドを作りながら、Option + Space(クイックエントリー)でClaudeを呼び出し、「このスライドのタイトル候補を5つ提案して」と頼む。ブラウザに切り替える手間なしに、作業の流れを止めずに使えます。
ローカルファイルの一括処理
ファイルシステム拡張機能を使えば「この月次報告フォルダにある過去12ヶ月分のExcelを読んで、前年比グラフ用のデータを1枚のシートにまとめて」という指示が可能です。
メールの返信補助
メールソフトで受信メールを見ながらクイックエントリーで「この英語メールを日本語で要約して、返信文案も作って」と依頼できます。
まとめ
- デスクトップアプリは無料でダウンロード可能。macOS 11以上・Windows 10以上に対応
- ブラウザ版との主な違いは「クイックエントリー」「MCP拡張機能」「Cowork」の3点
- クイックエントリーは、キーボードショートカットでどのアプリからでもClaudeを呼び出せる機能
- MCP拡張機能はワンクリックでインストールでき、Google DriveやSlackなどの外部ツールと連携できる
- Coworkはデスクトップアプリ専用のタスク自動化機能(有料プラン必要)
毎日Claudeを使うなら、デスクトップアプリへの移行を強くおすすめします。「起動が速い」「作業を止めずに使える」というだけでも、日々の積み重ねで大きな差になります。
Claude全体(Chat・Code・Coworkの違いや使い分け、各プランの機能一覧)についてはClaude・Code・Cowork完全ガイドで詳しく整理しています。
(2026年2月20日時点の情報に基づいています。機能・料金は変更される可能性があります)
参考リンク
この記事は役に立ちましたか?