ZenkenAI

Published

- 5 min read

生成AIの最新情報まとめ(2025年9月18日号)

img of 生成AIの最新情報まとめ(2025年9月18日号)

OpenAI

ブラッド・ライトキャップCOOが TBS CROSS DIGへ出演

  • OpenAIの役割とAIモデルの進化: OpenAIは安全で高性能なAIシステムを開発・展開しており、AIモデルは推論・行動・タスク完了が可能な「推論モデル」の時代へ進化。将来的には高度にパーソナライズされたAIが普及し、ビジネス環境では特定の状況に合わせたAIの「個性」が重要になると見ています。
  • 日本市場での成長と重要性: 日本におけるChatGPTの週間アクティブユーザーは前年比4倍に急増し、法人向け利用も大幅に増加。日本は米国を除くOpenAIにとってトップ3、おそらく2位のビジネス市場であり、早期投資と日本企業の高い技術志向、生産性向上への期待が成長を牽引しています。
  • AIエージェントと将来の展望: AIエージェントはまだ初期段階ですが、将来的には人間が多数のエージェントを管理するマネージャー的な役割を担い、エージェント同士が相互作用するSF的な未来も視野に入れています。
  • ソフトバンクとの提携: ソフトバンクとの提携は順調で、孫正義氏の「10億のエージェント」というビジョンは、AIが低レベルな反復作業の多くを担うというOpenAIの考えと一致しています。ソフトバンクは未来志向の企業であり、この提携は幅広い業界との協業の精神を象徴しています。
  • 競争とインフラ、製品戦略: AI市場の競争は健全で、OpenAIを向上させる推進力と捉えています。計算能力への需要は常に予測を上回り、大規模な投資を行っており、「プロジェクト・スターゲイト」はその長期的な戦略を具現化したものです。また、ハードウェア製品についても言及があり、「来年」発表される予定で、自身はすでにその製品を見ていると述べています。

思考の長さを選択できるように

GPT-5 Thinking がご希望より時間がかかる場合があるとのフィードバックをいただいています。Plus、Pro、Business の各プランでは、そのときの状況に合わせて応答速度を選べるようになりました。 Web 版 ChatGPT で GPT-5 with Thinking を選ぶと、メッセージ入力欄で思考時間(回答を生成するまでの時間)を切り替えられます。

  • Plus、Pro、Business では Standard(新しい既定設定。速度と賢さのバランス重視)と Extended(以前の Plus の既定設定)を利用できます
  • Pro では Light(最速)と Heavy(より深い検討)も選べます

選択した思考時間は、変更するまで Web 版での今後のチャットにも引き継がれます。

GPT5 Codexをリリース

パーソナライズ設定が1箇所に集約

ChatGPT のパーソナライズ設定ページを更新し、パーソナリティ(personality configuration)、カスタム指示(custom instructions)、メモ(memories)をひとつの画面にまとめました。今後数日かけて順次公開されます。

Anthropic

Claude、メモリー機能が追加される

Claudeでエクセルスプレッドシート、ドキュメント、パワーポイントファイルの作成・編集が可能に

Claudeの新機能でExcelやPDF等のファイル作成・編集が可能に。Max、Team、Enterpriseプランで先行提供。データをアップロードしチャットで指示するだけでデータ分析や資料作成、形式変換などをチャットの指示だけで行えます。

X AI

Grok 4 fastをリリース

課金ユーザーへ先行アクセスを提供中。

Grok 5のトレーニング開始時期に言及

Grok5は数週間後にトレーニングを開始します。